スマホの性能が気になる人へ! “スペック表”に出てくる「RAM」「ROM」の意味を簡単に解説
Androidスマホのスペック表などで見かける「RAM」「ROM」などの表記。一体何を指す言葉なのか、よく分からないという人もいるのではないでしょうか。 この記事では、スマホにおける「RAM」「ROM」の意味や役割、それぞれの「容量」とスマホの操作性の関係について簡単に解説します。スマホを選ぶ際の参考にしてみてください。
◆RAM、ROMはどちらも「記憶領域」の一種
「RAM」「ROM」は、どちらもスマホの操作性において重要な要素のひとつ「記憶領域」を指すものですが、特徴や役割が異なります。
◆RAMとは
RAMとは「Random Access Memory(ランダム・アクセス・メモリ)」の略で、「一時的な記憶領域」を意味しています。スマホではOS(「iOS」「Android」など、スマホを動かすためのソフトウェア)やアプリの起動に使われます。 このRAMが不足すると、アプリが起動しなかったり、スマホの動作が不安定になったりします。RAMを多く利用するゲームアプリなどは、RAMの容量が確保できないと動作しない場合もあります。 一般的に、スマホに搭載されるRAMの容量は「GB(ギガバイト)」で表記されます。 この値が大きければ大きいものほど処理速度が速い端末、ということになりますが、バッテリーの消費量も多いという点は理解しておく必要があります。
◆ROMとは
ROMとは「Read Only Memory(リード・オンリー・メモリ)」の略で、インストールしたアプリ本体や、アプリ内のデータ、写真、動画などのファイルが保存される場所です。 前述のとおり、ROMも記憶領域(メモリ)の一種ではあるのですが、日本ではスマホのRAMのことを「メモリ」、スマホのROMのことを「ストレージ」と呼ぶ場合も多くなっています。 ROMが不足すると、アプリがインストールできない、アプリのデータ保存ができない、OSのアップデートができないなどの事象が見られます。 ROMの容量も「GB」で表現されます。「64GB」のROMと「128GB」のROMでは後者のほうが多くのデータを保存できますが、容量が大きいROMを積んでいる端末ほど価格は高くなります。