阪神・藤川球児新監督が就任会見で語った野球観「当然、勝ちにいく」「流れのよどみをあまり作らないゲームがしたい」
阪神・藤川球児新監督(44)の就任会見が15日、大阪市内で行われた。縦縞ストライプのネイビーのスーツに黄色のネクタイで会見場に登場した。就任に際して「当然、勝ちにいきます」「岡田監督が残した思いをつないで、任された期間を全うする。おもしろいなと言われるチームを作りにいきます」と意気込みを語った。 【写真でみる】藤川球児新監督、背番号は「22」で前任者との縁強調「阪神タイガースは岡田監督といっても過言ではない」 岡田彰布前監督(66)が率いた2年間で日本一、リーグ2位の好成績を残したチームを引き継ぐ。好成績の理由に「はっきり言うと監督力」と岡田前監督の手腕を挙げ、「選手たちは素晴らしく脂がのってきている。現状維持に見える選手は危機感を持ってほしい」と語った。「3点取ったら、ゲームをきっちり終わらせてくれる安定の野球」を現在のチームの強みとし、「流れのよどみをあまり作らないゲームがしたい」とイメージを描いた。 育成などを含めた野球振興全般にも話が及び、「新しく尼崎にできるということで選手たちに多大なる刺激が入る。地域密着はどの球団でも必要で、もっともっとスポーツの世界から世の中に元気を与えて、夢のある世界を広げないといけない。今後100年、200年というところに向けて全国から来たいと思ってもらえる球団にしないといけない。見といてください。やりますから」と広い視野を持って球団の発展に努めることを誓った。