県立高校の外国語指導助手、それに置賜と村山地域の小学校の教諭の合わせて3人が17日、停職や戒告の懲戒処分を受けたことが明らかになりました。このうち停職6か月の処分を受けたのは、県立高校で外国語指導助手いわゆるALTとして働く30代の外国人男性です。 県教育局教職員課沖野久康課長「教職員の非違行為により被害に遭われた方々、県民の皆様に心より深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」 県教育委員会の説明によりますと、ALTの男性は９月23日東京都内の駅構内と商業施設内の上りのエスカレーターで合わせて2回、前に立っていた女性のスカートの中を自身のスマートフォンで数秒間、動画で盗撮していました。 その後、盗撮行為を目撃した別の女性がこの男性に声をかけたところ、男性は逃げようとしましたが、警備員に取り押さえられ、警察官に引き渡されました。その後の県教育委員会の調査に対し男性は「当時、旅行中で気が緩み、衝動的に撮影した」と盗撮の事実を認めました。男性が盗撮したのはこの日だけだと話しているということです。 猪又義則管理主幹「学校内では行っておらず、今回この日2回行ったことが初めてだったと話していますし、警察でもそのように話しているときいているので、学校では個別に当たることはしていないが、本人の状況から判断してなかったものと判断している」 発覚した日の翌日以降、男性は学校に出勤しておらず勤務先の学校では18日、全校集会で生徒に対し報告を行う方針です。県教育委員会は、今後生徒側から被害の報告があれば、調査するとしています。 県教育局教職員課沖野久康課長「県教育委員会としてはこのたびの事案を厳しく受け止め、県立学校はもとより市町村教育員会とも連携して、全県的な再発防止策に取り組んでいきたい」 このほか置賜地方の小学校に勤務する20代の男性教諭がことし6月、同僚の女性に抱きつくなどセクハラ行為したため停職1か月の処分となりました。さらに、村山地方の小学校で児童に対し体罰を行った、50代の男性教諭が戒告処分を受けました。