男子5000mは伊藤達彦が13分13秒56で初V 遠藤日向&塩尻和也は苦しいレースに 日本選手権/陸上
陸上・日本選手権第2日(28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)男子5000メートルは2021年東京五輪男子1万メートル代表の伊藤達彦(Honda)が大会新記録となる13分13秒56をマークして初優勝した。伊藤は「ラスト600メートルで仕掛けようと思っていた。ここまで調子を上げるのに何年もかかったので嬉しい」と喜び、「冬のハーフマラソンで日本記録(1時間0分00秒)を出すのが今季の目標なので、これは通過点として受け止めてしっかり練習を積んで日本新記録で伊藤達彦が帰ってきたところを見せたい」と今後の目標を掲げた。森凪也(Honda)が13分16秒76で2位、5月の日本選手権男子1万メートルで4位の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が13分17秒75で3位に入った。上位3人は全員自己新記録。 パリ五輪代表がかかるWAランキングで日本勢1、2番手につけ、今大会の成績によってはランキングでの代表入りの可能性もあった塩尻和也(富士通)は13分38秒32で18位、遠藤日向(住友電工)は13分52秒78で24位と厳しい結果に終わった。