新紙幣絡みの詐欺に注意 松本警察署が啓発活動 長野県松本市
長野県松本市の松本警察署などは2日、3日の新紙幣発行に伴い新たな手口の詐欺などが発生すると予想されることから、松本市役所の本庁舎と東庁舎前で新紙幣発行に伴う犯罪対策の啓発活動をした。署員や市職員、日本銀行の行員の約10人が来庁者に注意を呼び掛けた。 「旧紙幣が使えなくなることはありません」などと書かれたチラシとポケットティッシュを渡した。参加者は「旧紙幣が使えなくなるとうそを言われたら警察に相談を」などと声をかけた。 同署によると、既に全国では金融機関職員などをかたり、自宅を訪問した時に通帳やキャッシュカードを預かると同時に「新紙幣発行により旧紙幣が使えなくなるため旧紙幣を預かる」と言って現金を窃取する特殊詐欺の被害が発生している。 同署生活安全第1課の市川幸誠課長は▽旧紙幣はこれからも使える▽新紙幣と交換する必要はない▽第三者に現金を渡さない―の3点を挙げて「防犯意識を高めてほしい」と呼び掛けていた。
市民タイムス