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元恋人に目隠しを着けて性行為を盗撮した疑いで起訴された男性アイドルグループ出身のラッパーA氏が、懲役1年6ヶ月を言い渡され、逮捕された。 ソウル西部地裁刑事4単独の裁判官ホン・ダソンは30日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反（カメラなどを利用した撮影など）の疑いで起訴されたA氏に対し、懲役1年6ヶ月を言い渡すと共に、逃走の恐れがあるとして、身柄を拘束した。 また、40時間の性暴力治療プログラムの履修および児童・青少年関連機関や障がい者関連の機関にそれぞれ3年間、就職制限命令も下した。 裁判所は「盗撮という犯罪行為は、被害者に性的羞恥心を与えると共に、自身も知らないうちに盗撮の対象になりうるという不安感を抱かせ、社会の構成員間の信頼を阻害するなど社会的に深刻な問題だ」と述べた。 続けて「犯行による被害者の性的自己決定権の侵害が非常に重く、被害者が精神的苦痛を受けるものとみられる」と説明した。ただし、裁判所は「被告人が犯行を認めて反省しており、撮影後に流出したり、同様の犯罪で処罰された前科はない」と付け加えた。 A氏は、2022年7月から昨年5月まで交際していた元恋人との性行為や、身体の部位などを18回にわたって盗撮した疑いが持たれている。彼は元恋人にアイマスクを着けさせ、無音カメラアプリを利用して密かに撮影する手口で犯行に及んだという。 それだけでなく、A氏は昨年7月、ソウル江南（カンナム）区のある居酒屋で出会った女性の下着姿を4回にわたって撮影した疑いも持たれており、現在までに警察が把握している被害者は計3人と伝えられた。 A氏は2017年に5人組男性アイドルグループとしてデビューしたが、2019年に健康上の理由で活動を中断した。