窪塚愛流が語る「夢をくれた人は…」 人生初の舞台で迎える、“俳優として”のターニングポイント
現在20歳の窪塚愛流さんが9月17日(火)から挑むのは、初めての舞台作品となる『ボクの穴、彼の穴。W』。俳優人生における大きなターニングポイントにある今、どんな思いで舞台に立とうと決意したのだろうか。その素顔に迫ります。 【最新画像】窪塚愛流インタビュー「夢をくれた人は…」
俳優になるという夢を僕にくれたのは…
――子どもの頃はどんな夢を抱いていましたか? 子どもの頃は陸上競技の選手になりたいと思っていました。小学生の時にまわりの人よりも足が速いことに気がついて、中学生になってから陸上部に入って、いろんな大会に出ました。わりと成績もよく、本気で練習すればプロになれると思っていました。 ――俳優になろうと決めたときの心境について教えてください。 陸上の選手になりたいと思いながらも、表現者になりたいという思いもずっとありました。昔から絵を描いたり、踊ったりすることが好きだったので、自分だけに表現できることがあると思っていたんです。 陸上競技をやめて、中学3年生になる前にファッションや音楽などのカルチャーに触れ始めてからは、俳優になるという夢ができました。でもその時はまだ“いつかなるだろう”と少し漠然としていたので、稽古や特別な何かをすることはありませんでした。 俳優になりたいという思いが強くなったのは、高校生の時です。スポーツや芸能界で活躍している人たちがたくさん通っている学校だったので、自分だけが何もしていないように感じてそれがすごく悔しくなりました。 その気持ちが高まって、父に伝えました。今思えば、俳優になるという夢を僕にくれたのは父や叔父で、さらに背中を押してくれたのはクラスメイトたちです。いろんな人に支えられて、今の自分があると思います。 ――今年は映画『ハピネス』で初主演を経験されましたが、手応えはありましたか? こういう芝居をしよう、と意識しないほうがいいことに気がつきました。演じている自分を見たとき、芝居をしようとしているのがあからさまに見えて、恥ずかしくなりました。等身大の自分でいることを意識して、意図して考えることをせずに、その場で感じたことを大切にするようにしています。