Hyundaiが開発したロボットが韓国のスマートオフィスビルで活躍中!
面倒な充電を自動でしてくれるロボットも開発
駐車場向けロボットとしてはこのほかに自動充電ロボット(ACR=Automatic Charging Robot)も開発されています。こちらは先述の駐車ロボットと一元的に運用する「スマート駐車管理システム」の一部として機能するものです。 このシステムはHyundai WIAが開発したものです。想定される運用フローは、最大50台の駐車ロボット(最大50台)によりクルマを駐車スペースから充電エリアに輸送。ACRはナンバープレートを認識してそのクルマのバッテリーの充電状況を把握して最適な充電を行います。 さらにスゴイのは、ACRには深層学習を応用した充電ポート認識機能が備わっていることです。これによりクルマの充電ポートの認識、充電器の脱着も自動で行う点です。充電が終われば駐車ロボットが駐車スペースにクルマを自動で戻してくれます。 ちなみに「スマート駐車管理システム」を用いた電気自動車(EV)充電サービスは2024年度の第3四半期から提供される予定です。
実は自動車と無縁ではないロボット技術
こういったロボット技術は、実はクルマととても親和性の高いのです。例えばロボットの姿勢制御や運行、周囲の認識といった技術はクルマのADASに通じるものです。また、クルマの電動化や電子制御化が進めば、こういった技術をより採り入れやすくなります。 実は国内外を問わず、多くの自動車メーカーでも今回のヒョンデのような技術を開発しています。またそれらを転用したロボットやeモビリティの研究もされており、その一部はモビリティショー(モーターショー)などでも披露されてきました。こういった自動車メーカーの取り組みを調べてみるのも一興かもしれません。
モーターマガジン社