神村学園が2年連続ベスト16!今村が2試合連続完投で逆転を呼ぶ【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:神村学園4ー3中京大中京>◇15日◇2回戦◇甲子園 【野球部訪問・神村学園】 昨夏4強遊撃手を一塁にコンバート!監督の驚くべき真意 神村学園(鹿児島)が中京大中京(愛知)に逆転勝ちを収めて、4強に入った昨年に続き、2年連続でベスト16入りを決めた。 前半で0対2とリードされていたが、6回に下位打線で3安打を集めて一気に逆転に成功。9回には入耒田 華月外野手(2年)の右越えソロ本塁打が飛び出してダメを押した。 先発の今村 拓未投手(3年)が3失点完投。8安打されながらも要所を抑えた。9回のピンチにも冷静に打ち取って2試合連続完投で、逆転勝ちをお膳立てした。 小田監督は「試合通して3点までOKという考えでしたが、5回まで2点に先制されて、焦りは当然ありました。ただ、クーリングタイムで選手に声かけをして変わりました。先頭の正林の四球が大きかったですね。打てなくて苦しんでいる中、しっかりと仕事をしてくれた」と逆転したナインを称えた。 さらに今村について「信頼しております。センバツ後の3ヶ月間、彼は完投できる投手へ成長してくれた。甲子園ではやはりイニングを投げられる投手の存在は大事になります」と、大黒柱へと成長した左腕に、目を細めていた。