バーレーン協会がインドネシアのホーム試合の第三国開催を要請 過激なファンの反応恐れて
バーレーン・サッカー協会(BFA)がこのほど、国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)に対し、インドネシアのホーム試合を第三国で開催することを要請した。 【写真】スタジアムで暴動化するインドネシアのサッカーファン BFAは16日、公式SNSに「インドネシア・ファンの許されない行為に、深い遺憾の意を表します。BFAのホームページ、公式SNSなどにインドネシア・ファンの深刻な書き込み、脅迫、ハッキングの試みなどで多大な被害を受けた」とし「選手の安全を確保を最優先に考えたい。そのため、FIFAとAFCにこの状況を報告し、インドネシア遠征を第三国で実施するように求める」と発表した。 さらに「人の命を軽く考えるインドネシア・ファンの脅迫と、無責任な行為を強力に糾弾すると同時に、選手団の生命と安全を危険に露出させることは拒否する」と続けた。 バーレーンは10日、インドネシアとホームで対戦し、2-2で引き分けた。当時、1-2で負けている状況で、後半の追加タイムは6分と提示されていた。実際、オマーン出身のアルカフ主審が終了の笛を吹いたのは、9分後だった。 インドネシア・ファンはこれに怒ったようで、オマーンサッカー協会(OFA)公式ホームページなどにも脅迫などの抗議をした模様。OFAは「FIFAとAFCに審判を保護し、安全を確保するように要求する」と発表している。 W杯アジア最終予選4試合を終えて、日本は3勝1分けのC組首位。11月15日にはジャカルタでインドネシア代表と対戦する。今回のBFAとOFAの要請に、FIFAとAFCがどう判断するか。その判断次第では、アウェーのインドネシア戦が、第三国で開催される可能性もある。