「サッカー界の絶滅危惧種」4人を引き付けてゴール演出の“エース”久保建英にソシエダ番記者が賛辞!主将の一発レッドには怒り「不可解だ」【現地発】
対戦相手の警戒度がますます増している
翌日、いつものポジションの右サイドでスタメン起用した。立ち上がりのソシエダは良かった。限られた時間ながら、今シーズン最高の内容と言っても過言ではなかった。テンポの良いスムーズな連携でタケにもボールが渡り、5分にはセルヒオ・ゴメスのクロスに走り込んでシュートを放ったが、うまくヒットできなかった。しかしそんなソシエダとタケに水を差したのが、審判団だった。 29分、キャプテンのミケル・オジャルサバルが不可解な形で一発レッドで退場処分となったのだ。後ろから出された足を意図せず踏んだだけで、当然激しく抗議したが、判定は覆らず。その後、中央寄りのエリアにポジションを移すなど、タケにとっても影響大のジャッジとなった。 その直後の32分、ソシエダに電光石火の一撃が生まれる。起点となったのはタケだった。右サイドからカットインして4枚の相手選手を引きつけ、サポートに入ったマルティン・スビメンディを経由してボールはセルヒオ・ゴメスに渡ると、ゴール前に鋭いクロスを供給。タケの引きつけるドリブルで空いたスペースに走り込んだブライス・メンデスがネットを揺らした。 さらに前半ロスタイムには、オフサイド判定となったが、DFの間を縫う極上のスルーパスを通して、シェラルド・ベッカーのシュートを演出した。 ハーフタイムを挟んだ後半、タケは中盤をダイヤモンド型にした4-4-1のトップ下に入った。ボールに触れる機会が増えて居心地が良さそうだったが、その実、ゴールから離れた位置であるケースがほとんどで、見せ場は作れなかった このところ対戦相手の警戒度がますます増しているが、1人退場となって、当然、包囲網は強くなっていた。そんな中でも周囲は常に決定的な仕事を要求する。 エースと言うのはかくも大変なポジションなのだ。 取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア) 翻訳●下村正幸
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