「私の数字と比べる必要は全くない」松井秀喜氏 日本選手メジャー最多ホームランを大谷に抜かれ「彼を応援したいだけ」
◆米大リーグ ドジャース10―0メッツ(21日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】大谷の妻・真美子さんはデコピンとの観戦で身を乗り出して喜ぶ ドジャース・大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、日本選手歴代単独トップのメジャー通算176本塁打を放った。本拠地メッツ戦に「2番・DH」でスタメン出場。3回1死一塁から8試合、38打席ぶりに右中間への先制2ランを運び、松井秀喜(ヤンキースなど)を超えた。憧れの存在を上回る一発で名実ともに日本最強打者となり「特別な1本」と実感を込めた。 * * * ヤンキース、巨人など日米で活躍した松井秀喜氏(49)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=はロイ・ホワイト氏(80)と21日(日本時間22日)、ニューヨーク州クーパーズタウンにある米野球殿堂博物館が来年7月25日(同26日)から開催する「野球とベースボール 太平洋を越えた日米の野球交流」企画展発表会見に出席した。 大谷が記録を更新する前の時間帯だったが、松井氏は「大谷が追い越そうとしている」との質問に「あまり何も感じていない。彼の存在の大きさ、選手としての素晴らしさを私の数字と比べる必要は全くない」と話した。 大谷の今後の記録面での期待を問われると「ファンの皆さんがいろいろ予想して楽しめばいい。私は彼のいいプレーを応援したいなと思うだけ」と語った。
報知新聞社