【バドミントン】中西&岩永は100分超えの接戦に敗れベスト4。渡邉航貴、宮崎友花も決勝には進めず<アークテッィクオープン2024>
10月12日に開催されたBWFワールドツアー・アークティックオープン(フィンランド・ヴァンター/Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本代表は男子シングルス、女子シングルス、女子ダブルスが、決勝の切符をかけてライバルたちとの勝負に挑んだ。 男子シングルスの渡邉航貴は、台湾の周天成(チョウ・ティエンチェン)と対戦。ベテランとの第1ゲームは、前半から相手に先行される展開。6連続失点などを喫した渡邉が、12-21で落とす。第2ゲームは、渡邉がリードを奪いながら試合を進め21-14。最終ゲームに入り逆転をねらう渡邉だったが、6-8の競り合いから徐々に点差を広げられ、最後は10本で敗戦。決勝進出はならなかった。 女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴は、パリ五輪4位のティナー/タン(マレーシア)と激突。過去の対戦成績では分が悪い相手に対して、中西/岩永は接戦を展開。第1ゲームは16-12から逆転を許して先制されるも、第2ゲームは19オールから日本ペアが抜け出しファイナルゲームに突入する。互いに譲らぬ展開は20オール以降もなかなか決着はつかなかったが、最後に抜け出したマレーシアペアが26-24で勝利。100分を超える熱戦に敗れた中西/岩永は、惜しくもベスト4に終わった。
女子シングルスの宮崎友花は、今季3戦目となるラチャノック・インタノン(タイ)との勝負。9月の香港オープン(Super500)では勝利を飾っている宮崎だったが、決勝がかかった勝負の一番では、相手に第1ゲームを先行されて11-21。第2ゲームもインタノンが序盤からリード奪い、宮崎が追う展開に。なかなか捕まえきれない宮崎は、7-9から点差を広げられ14-21で敗戦。準決勝の壁に阻まれ、4強の成績で大会を終えている。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO