羽生結弦さん、地元・宮城で初の単独公演「精一杯の姿を全身全霊の姿を」圧巻のジャンプ、滑りで満員5800人魅了
フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇したプロスケーター、羽生結弦さんの単独ツアー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」の宮城公演が7日、セキスイハイムスーパーアリーナで開幕。地元で初開催となった。 【写真】最後の五輪となった北京での勇姿 「いつか終わる夢」から始まり、観客を世界観へと引き込んでいくと、続けて「鶏と蛇と豚」「Hope&Legacy」「MEGALOVANIA」を舞った。 「破滅への使者」は、試合さながらの緊迫感の中、6分間練習から入り、ジャンプなどを確認。何度も小さくうなずく姿もあった。曲が始まると、サルコーとトウループの4回転2種計3本を成功。美しいトリプルアクセル(3回転半)も2本決め、圧巻のノーミス。観客のスタンディングオベーションが鳴りやまなかった。 後半も「いつか終わる夢」からスタート。「天と地のレクイエム」「あの夏へ」から、最後に「春よ、来い」を華麗に演じた。 羽生さんは「本当にみなさんに『喜んでもらえたらいいなあ』って、『良い演技を見せれたらいいなあ』って思いながら、また一生懸命頑張ってきました。僕にとっては1日目でもう1日あるんですけど、でも、この会場に来て下さっている方、そして実際にこうやって見て下さっている方にとっては、今日しかないっていう方もいらっしゃるかと思います。そういう方々にとっても、ここのこのリプレイの、精いっぱいの姿を、全身全霊の姿をお見せしたいなと思って今日ほんとに全部出し切っちゃいました。みなさんから温かい声援や、期待や、いろんなことを受け取っていられるからこそ、こうやって良い演技ができたのかなって思っています。本当にありがとうございます」などとあいさつした。 アンコールでは「SEIMEI」など、過去のプログラム計3曲を演じて、締めくくった。約2時間30分を超えて、計12曲を熱演し、満員5800人を魅了した。 昨年11月の埼玉から幕を開け、佐賀、横浜にて行われてきた単独ツアーは、次の9日開催が最終日となる。
報知新聞社