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　2024年10月に待望の日本登場となったマツダ CX-80。3種のパワーユニットそれぞれに異なるグレードが設定され、購入を考える際には悩みそうだ。3種ごとの特徴と、グレードを選ぶ上での注意点を渡辺陽一郎氏に教えていただいた!! 【画像ギャラリー】全グレードが3列シート!!でもインテリアの質感が違う!?マツダ CX-80グレード選びの注意点(20枚) ※本稿は2024年11月のものです 文:渡辺陽一郎/写真:マツダ、ベストカー編集部 初出:『ベストカー』2024年12月10日号 ※Tはターボ、DTはディーゼルターボ、Mはモーターの略称です

■3種のパワーユニットを用意

　パワーユニットによってグレードが異なる。ノーマルタイプのディーゼルは、ベーシックから中級グレードが中心で、実用性や買い得度を重視するユーザーに適する。 　ディーゼルマイルドハイブリッドは、中級から最上級のプレミアムスポーツ/モダンまで用意する。重厚感の伴う運転感覚を好むユーザーにピッタリだ。 　PHEVは、中級のLパッケージとプレミアムスポーツ/モダンという変則的な設定。ガソリンエンジンを搭載してモーターの駆動力も高く、最も高級感が強い。静かで上質な走りを好むユーザー向きだ。 　注意したいグレードは、ノーマルタイプのディーゼルを搭載するXDとXD・Sパッケージだ。インパネに硬質の樹脂が使われ、安価だが質感も下がる。シンプルな内装が好みならいいが一般的ではない。 　買い得グレードは、ノーマルディーゼルを搭載するXD・Lパッケージだ。本革シートやリアゲートの電動機能が備わり、上級のパワーユニットと違って2WDも選べるから価格を割安に抑えられる。 　2列目のアームレスト付きコンソールなどが欲しい時は、次点としてXDエクスクルーシブモードの6人乗りも検討する。 　●マツダ CX-80主要諸元 全長4990×全幅1890×全高1710mm、3.3L、直4DT(231ps/51.0kgm)、18.3km/L(XD・Lパッケージ)