さらに男前になった新型ホンダCR-V e:FCEVが凱旋帰国!プラグイン機能のメリットも採り入れることで、FCEVが一気に身近に!?
水素が拓くクルマの未来・・・大観すれば、新型CR-VがFCEVとして日本市場に復活したことには、大いなる意義があります。その上であえて「このクルマを選ぶ!」理由にはやはり、かつてないカッコよさとか道具としての無敵の実用性とか、より身近な次元での動機付けが欲しいもの。大丈夫。新型CR-Vはおそらく、歴代最高の「カッコよく使えるSUV」に進化していること、間違いなし。 【写真はこちら】「クリーン」「タフ」「アイコニック」というテーマ性は、十二分に伝わってくる(全8枚) かつてホンダが「クラリティ」に「プラグイン・ハイブリッド」と「フューエル・セル」と「フルバッテリー」の電動モデル3種類をラインナップした時、なかなか面白い趣向だな・・・と感じた記憶があります。 市場の特性に合わせた仕様分けだということはよくわかっていましたが、一方でブランディングという意味ではちょっとわかりづらい印象も受けました。 今回の新型CR-V e:FCEVは逆に、水素を燃料するフューエル・セル・スタックで自家発電して電気モーターを動かすFCEVでありながら、外部からの充電機能(普通充電のみ)と17.7kWhという大容量の駆動用リチウムイオンバッテリーまで備えています。 いわば、クラリティシリーズのいいとこ取り!といったところでしょうか。しかも、ベースとなるのが日本でもかつては大人気を博したSUVの最新型。CR-Vはホンダの独自性を象徴する「気合」が入りまくった1台なのです。 そんなFCEV版の新型CR-Vは、想像していたよりも格上の存在感を放っているように思えました。 FCスタックを始めとする各種ユニットを搭載するにあたり、フロントまわりを中心に専用デザインが与えられています。具体的にはフロントオーバーハング部を110mm延長したのに合わせて、フード/フロントフェンダー/フロントバンパー/グリルが変更されています。 ボディのサイズアップと調和するメッキパーツの採用、フロントグリル内フィンのアレンジとあいまって、伸びやかさが増しているところが、グレードアップのポイント。リアバンパーロア部やガーニッシュ類、リアコンビネーションランプの変更など、「クリーン」「タフ」「アイコニック」というテーマ性は、十二分に伝わってくる仕上がりです。