皇居・吹上御苑での自然観察会、参加者を4年ぶりに公募 宮内庁が募集要領を発表
豊かな自然が残る皇居・吹上御苑での自然観察会が4月と5月に開かれ、参加者が4年ぶりに公募されます。宮内庁が募集要領を発表しました。 皇居では、国立科学博物館により詳細な生物調査が行われてきましたが、皇居・吹上御苑の自然観察会は、こうした成果を国民と分かち合いたいという上皇ご夫妻の考えを受けて、2007年から始まりました。 天皇ご一家のお住まいなどがあり、普段は入ることのできない吹上御苑で、絶滅のおそれがある珍しい植物などを観察できます。 ことしの自然観察会は、4月14日に70歳以上、5月4日に中学生以上を対象に行われ、宮内庁は1日3回、各回30人程度、合わせて180人程度を募集します。 希望者は、インターネットかはがきで、日にちと希望回、参加者氏名や住所、年齢などを書いて2月26日までに応募し、当選した代表者にのみ、3月中旬頃までに「参加要領」が送られるということです。 コロナ禍では開催が見送られ、去年の自然観察会は2020年の公募で当選した人たちが参加したため、宮内庁が自然観察会の公募をするのは4年ぶりとなります。 前回2020年の公募では、70歳以上はおよそ67倍、中学生以上はおよそ37倍の倍率でした。 公募の詳細は、宮内庁のホームページで紹介されています。