700人のSingers「ヒューマンノート」を率いる寺尾仁志
700人のSingers「ヒューマンノート」を率いる寺尾仁志 THEPAGE大阪
これまでにない異色のシンガーグループが今、話題を呼んでいる。関西を中心に活動するシンガーソングライター寺尾仁志がリーダーを務める700名のシンガーたちの集団「human note(ヒューマンノート)」だ。グループの結成は2007年。大阪、兵庫、奈良、京都をはじめ、東京や、さらにはケニア、ニューヨークなど海外にも活動を広げ、メンバーも増加の一途をたどっているという。ゴスペルをベースとしたクワイア(聖歌隊)スタイルで、年齢、性別、職業を越えたメンバーらが、世界中に歌の素晴らしさを伝えている。「一人一人に物語があり、一人一人にその人の音や歌がある。歌を通じて人々に感動や幸せを提供していきたいです」と、寺尾はアツく語っている。そんな彼の素顔に迫ってみた。
歌の力で世界の人々を幸せにしたい
寺尾仁志(46)は大阪出身。1990年代初頭、シンガーとして活動をスタート。2002年、 それまでのアカペラ、ゴスペルグループでの経験を経てシンガーソングライターとして活動を始め、2012年9 月1stアルバム「よろこびのうた」をリリース。現在までに4枚のアルバムをリリースしている。河口恭吾、平義隆、鈴木聖美らとの共演でキャリアを積んだ。 1998年からは ラジオパーソナリティーとしても活動を開始しており、ラジオ関西、FM滋賀、FM大阪で自身の番組を担当する。その後、ようやく2007年、「ヒューマンノート」を結成した。活動は国内にとどまらず、海外にまで広がりをみせ、2009年11月にはケニアへ、その後、インドネシアバリ島やハイチ、カンボジア、2012年11月にはNYアポロシアターでの単独公演を開催。さらに学校や病院、福祉施設、被災地などに歌を届ける活動も行っている。 「歌を通じてヒューマンノートに関わる全ての人々に、幸せや感動を提供していきたい。年齢や性別、職業や人種に関係なく、歌うことで人と人をつなげ、心が通じ合うことを体感して頂きたい。歌の力で世界の人々を幸せにしたい。そういう思いが強くある」