「もうやめてくれ!」ナゲッツ新加入のウェストブルック、背番号を巡る報道を全否定
このオフシーズンにデンバー・ナゲッツへの移籍を決めたラッセル・ウェストブルック。先日、現地メディア『DNVR Sports』が、ナゲッツでのウェストブルックの背番号は「4」であることと、クリスチャン・ブラウンから背番号「0」の譲渡を拒否されたことが報じられた。 これまで、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズの4チームで背番号「0」を着用していたウェストブルックだが、ナゲッツではワシントン・ウィザーズ時代と同じ背番号「4」を着用するという。 ウィザーズで背番号「4」を着用した理由について、本人は当時「原点回帰」と語っており、高校時代に着用していた背番号の着用を決めたという。さらに「オクラホマシティとヒューストンでは使われていたから」と、過去に所属していたチームでも一時は背番号「4」を望んでいたことも明かしている。 今回ナゲッツで着用する背番号について、本人の言葉よりも先に“ブラウンが「0」番を譲らなかった”という内容が報道され、広まってしまった。この報道により、主にウェストブルックのファンからブラウンに対する批判が集まり、ブラウンとウェストブルックの仲に亀裂が入ったと疑われる事態に発展した。 これを受け、ウェストブルックは自身のインスタグラムアカウントからストーリーを投稿。「僕たちの若いスターを放っておいてくれないか」とブラウンに対する誹謗中傷を止めるよう呼びかけ、次のように続けた。 「CB(ブラウン)と僕は背番号「0」の譲渡に関する議論はしていない。僕が背番号「0」を求めてないし、希望もリクエストもしていない。(ナゲッツ移籍という)この変化を“新しい”番号で迎えたいんだ」 ウェストブルックは「CBと僕はともに、マイル・ハイ・シティ(デンバーの愛称)でぶちかます準備ができている」と締めくくり、「もうやめてくれ!」と憶測や誤報を真っ向から否定した。 オフシーズンのコート外でも、チームに余計な負荷や不和を生まないよう振る舞ったウェストブルック。35歳、キャリア17年目を迎えるベテランは、新天地で悲願のチャンピオンリングを手にすることはできるか。
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