心地よい人間関係を築くために必要な「感じのよい伝え方」
「合わない相手」はいて当然
どれだけこちらが歩み寄ろうとも、「合わない相手」はいるもの。 それは当然のことで、世の中の人全員に好かれることなどできないのです。したがって、③「合わない相手はいて当然」と心得ておくことは大切。「この人とは合わないな」と感じたら、距離を置き、連絡や会う回数を少しずつ減らすことも必要だということ。 著者も、無難な意見を持っているときより、「自分が本来伝えたい意見」をはっきり持つようになってからのほうが、自分に好意を持ってくれる人が増えたそう。つまり自分自身の考えが明確になったことで、まわりの人に「この人はこういう人だ」と伝わって、「好き」「嫌い」「合う」「合わない」という感情を持ってもらいやすくなったということです。 したがって、以下の3点を踏まえる必要はあるはず。 ① 「合わない」と思うことを自分の中で許す ② 少しずつ距離をとる(連絡や会う頻度を減らす) ③ 感じよく自分の意見を伝えるようにする (30ページより) これらを意識しておけば、一緒にいて心地よい人間関係をつくっていきやすくなるわけです。(26ページより) 「我慢はしたくないけれど、嫌われたくもない」という、“誰もが抱える一見矛盾した思い”を、プラスの方向に変えていこうと著者は提案しています。本書は、そのために大きく役立ってくれるはず。人間関係において我慢を重ねてきた方は、手にとってみるといいかもしれません。 ──2023年11月14日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> 執筆:印南敦史 Source: Amazon
ライフハッカー・ジャパン編集部