プーチン氏、ウクライナ侵略開始前に戻れたら?の問いに「もっと早く決断すべきだった」
この3年で「笑うことがなくなった」とも
ロシアのプーチン大統領は19日にモスクワで開かれた記者会見などのイベントで、仮にウクライナ侵略を始めた2022年2月よりも前に戻ることができた場合、侵略の決定を変えるかと記者に問われ、「今起きていることを考えれば、もっと早く決断すべきだった」と強調した。自らの決断が正しかったと改めてアピールした形だ。 【写真】「プーチンは人殺し」ポスター掲示、テレビで反戦訴えた女性に判決
侵略は「特別な準備をせずに始めた」とし、やむを得ず始めたものだったと一方的に主張した。この約3年間の自らの変化を「冗談を言うことが少なくなり、あまり笑うことがなくなった」とも語った。
ロシアに亡命したシリアのバッシャール・アサド前大統領には、「まだ会っていないが、必ず話す」と述べた。記者会見は「今年の総括」と題してテレビ中継された。露メディアによれば、プーチン氏は4時間半で76の質問に答えたという。