「LINE」、トークルームから「PayPay」の「送る・受け取る」機能を提供
LINEヤフー、PayPayは10月15日、コミュニケーションアプリ「LINE」において、トークルームからの「PayPay」の「送る・受け取る」機能の利用に対応した。これまで提供していたトークルームからの「LINE Pay」の送金・送付機能の提供停止に伴い、従来と変わらない「LINE」上でのスムーズなお金のコミュニケーションを「PayPay」で実現する。 【画像2点】「送る・受け取る」機能の利用イメージ LINEヤフーはこのほど、PayPayと連携し、コミュニケーションアプリ「LINE」のトークルームにキャッシュレス決済サービス「PayPay」の「送る・受け取る」機能への導線を設け、トークルーム起点での利用を可能にした。 ユーザーは、「LINE」と「PayPay」のID連携をする必要はなく、アカウント情報の受け渡しも不要。新たに「LINE」のトークルームの「+」メニューから、手数料無料で「PayPay残高」や指定した金額の支払いのリクエストを送信が可能となった。「PayPay残高」の「送る・受け取る」機能をグループトークで利用する場合は、グループトーク内のメンバーに対して同じ金額の請求のみ対応できる。 「PayPay」の「送る・受け取る」機能は、24時間365日、手数料などは無料で「PayPay残高」を即時に送ることができ、コード決済における送金回数は約95%のシェアを占めている。 友だちや同僚との食事会の精算、家族間の小遣いなどに利用されており、従来より「PayPay」から「LINE」の友だちに対し、「PayPay残高」を送る、金額を指定してリクエストする機能は備えていた。 「LINE」では、2014年よりトークルームでの「LINE Pay」の送金・送付機能を提供していたが10月22日にこれを終了した。友だちや家族と「LINE」の会話の流れのままトークルーム起点でやり取りできるこの機能が、多くのユーザーに利用されていたことから、従来と変わらない「LINE」上でのスムーズなお金のコミュニケーションを実現するため、「LINE」のトークルームにおける「PayPay残高」の「送る・受け取る」機能の提供に至ったとしている。
日本ネット経済新聞