インド暗号資産取引所CoinDCX、ドバイの取引所BitOasisを買収
MENA事業拡大目指し
インドの暗号資産(仮想通貨)取引所コインDCX(CoinDCX)が、ドバイの取引所ビットオアシス(BitOasis)を金額非公開で買収した。ビットオアシスが7月3日発表した。 この買収は、ビットオアシスによる中東および北アフリカ地域(MENA)での事業拡大を目指す計画をコインDCXが後押しするものだという。 コインDCXは昨年8月にビットオアシスに戦略的投資を行っていた。 ビットオアシスは6月、バーレーン中央銀行からブローカー・ディーラーとして営業するライセンスを取得しており、昨年5月にはドバイの暗号資産規制局からMVP運用ライセンスを取得している。 2018年設立のコインDCXは、1,500万人以上のユーザーと、四半期平均で8億4,000万ドルの取引量を誇るという。 2016年設立のビットオアシスは、設立以来60億ドル以上の取引量誇り、ジャンプキャピタル(Jump Capital)やパンテラキャピタル(Pantera Capital)などの投資家から4000万ドル以上の資金調達を行ったという。
髙橋知里(幻冬舎 あたらしい経済)