高齢者の1人暮らし世帯 奈良県でも2050年に全世帯の23.5%
社会の高齢化が急速に進む中、奈良県でも2050年には1人暮らしをする高齢世帯の割合が全世帯の20%を大きく超える見通しとなったことがわかりました。 これは国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに行っている世帯数の将来推計によるものです。それによりますと高齢化の進展にともなって1人暮らしをする65歳以上の高齢世帯の割合は増え続け、2050年には全国の32の道府県で20パーセントを超える見通しとなっています。奈良県でも高齢者の1人暮らしは2020年の7万6000世帯から2050年には10万6000世帯に増加。全世帯に占める割合は23.5%と4分の1近くが高齢者の単独世帯となると推計されています。一方、75歳以上でみても1人暮らしをする世帯は2050年に7万7000世帯となり全世帯の17%となると見られています。国立社会保障・人口問題研究所では高齢者の単独世帯が増える背景には未婚率や離婚の増加の影響などがあるとしていて、家族の支援のない高齢者を地域で支える仕組みづくりが今後ますます必要になるとしています。