政策議論消えた米大統領選、トランプ氏の信任・不信任が争点に 中・朝・露の高笑いが聞こえる どうする、石破首相?
よぼよぼ歩きのバイデン氏が離脱した後、執拗(しつよう)に悪罵を浴びせかけるトランプ氏に、うつろな実態を大笑いでごまかすハリス氏。
こんな器ばかりでは、中国の習近平国家主席、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記らの高笑いと軽侮が勢いづくだろう。
どうする、石破茂首相?
■山上信吾(やまがみ・しんご) 外交評論家。1961年、東京都生まれ。東大法学部卒業後、84年に外務省入省。北米二課長、条約課長、在英日本大使館公使。国際法局審議官、総合外交政策局審議官、国際情報統括官、経済局長、駐オーストラリア大使などを歴任し、2023年末に退官。現在はTMI総合法律事務所特別顧問などを務めつつ、外交評論活動を展開中。著書に『南半球便り』(文藝春秋企画出版)、『中国「戦狼外交」と闘う』(文春新書)、『日本外交の劣化 再生への道』(文藝春秋)。