マンション敷地崩落で和解 管理会社社員、遺族に謝罪 東京高裁
神奈川県逗子市で2020年2月、マンション敷地斜面が崩落し県立高校3年の女子生徒=当時(18)=が巻き込まれて死亡した事故で、遺族がマンション管理会社の男性社員に損害賠償を求めた訴訟は20日までに、東京高裁(谷口園恵裁判長)で和解が成立した。 和解は19日付で、社員が遺族に謝罪することなどが盛り込まれた。 社員は事故前日に斜面の亀裂を把握しながら対策を怠ったとして、業務上過失致死容疑で書類送検されたが、23年12月に不起訴処分となった。遺族側代理人によると、和解では遺族が検察審査会への申し立てをしないことで合意した。