テン・ハーグの手腕が問われる

テン・ハーグはどのように切り抜けるか photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドはストライカーのFWラスムス・ホイルンドの負傷を発表。今節のフラム戦の欠場を報じており、2～3週間の離脱が予定されている。 6試合連続得点中だったホイルンドの離脱はチームにとって痛手であり、連勝中のユナイテッドの前線はホイルンド、マーカス・ラッシュフォード、アレハンドロ・ガルナチョという組み合わせだった。またFWアントニー・マルシャルも離脱しているため、9番に誰を置くのかは話題となっている。 指揮官エリック・テン・ハーグの手腕が問われる展開となったが、英『THE Sun』はホイルンド不在時の3つのオプションを取り上げている。1つ目はCFにラッシュフォードを起用する形だ。CFでも十分な経験のあるラッシュフォードを前線に置き、左にガルナチョ、右にアントニーを置く配置だ。 2つ目はウイングはラッシュフォードとガルナチョを固定してCFにMFスコット・マクトミネイを配置するオプションだ。本職は中盤の選手であるが、今季は8ゴールをマークしており、同選手の得点能力は魅力的だ。また193cmという体格も魅力的で、高さを利用して、両ウイングとのコンビネーションも期待できる。 そして最後は若手の起用だ。同メディアは2021年よりチームに加入したFWアマド・ディアロの名前を挙げている。加入後はレンタル移籍を繰り返していた同選手はプレシーズンに怪我をして、長らく戦列を離れており、今季はまだリーグ戦1試合しか出場していない。将来を期待されている選手の1人ではあるため、コンディションが戻ればこの機会に出場するチャンスはあるかもしれない。 また英『The Athletic』では19歳のFWオマリ・フォーソンが今週の練習ではラッシュフォード、ガルナチョと共にフロントスリーで練習をしていたと報じており、ストライカー不在での大抜擢の可能性も十分に考えられる。 ユナイテッドにとって、ホイルンドの離脱はかなりの痛手だがCL出場権獲得のためにもこの危機を乗り越える必要がある。テン・ハーグがどのようなポジションで今節のフラム戦に挑むのか注目だ。