＜雷神番外地＞第3試合　YURAvs　朝久泰央　3R、朝久がダウンを獲得（撮影・篠原岳夫）

　◇RIZIN　DECADE（2024年12月31日　さいたまスーパーアリーナ） 　格闘技イベント「RIZIN　DECADE」（さいたまスーパーアリーナ）が31日に開催された。第1部「雷神番外地」の第3試合で元K―1ライト級王者の朝久泰央（朝久道場）がブレイキングダウン初代フェザー級王者のYURA（ダイヤタイガージム）に判定3ー0で勝利した。これで全面対抗戦は朝倉未来軍2勝、平本蓮軍1勝となった。 【写真あり】安保VSカリミアン　審判も被弾する大荒れ展開… 　朝久は1Rにスピードある動きから右ショートフックでダウンを奪った。その後、ダウンを奪われて1Rからダウンの応酬になった。2Rも激闘が続き、3Rには残り30秒でパンチの打ち合いから三日月蹴りでダウンを奪った。判定3ー0で平本蓮軍に初白星をもたらした。 　試合後に「楽しんでもらえましたか？今回はブレイキングダウンとの対抗戦で一番強い奴に勝ったので、残りの宇佐美くん、篠塚くん、カリミアンも応援よろしくお願いします。きょうはK―1からRIZINに上がるということで、さまざまな声がありました。K―1から乗り込んで来た身としてファイトマネーを全額世界で苦しんでる人ために寄付します。格闘技最高！」とマイクパフォーマンスした。 　平本蓮が14日のK―1のリングに上がって「大みそか、朝倉未来と榊原社長がなんかやるみたいなんですけど、そこにブラックローズで乱入しようかなと思ってて」と大みそか乱入を予告。そこで名乗り挙げたのが朝久だった。 　記者会見でも「先日のK-1で平本君と篠塚君から“BLACK ROSEに力を貸してくれ”ということでやってきた。はっきり言って俺一人で全員つぶせると思ってます。ぶち殺します」と宣言。 　すると、YURAから「一つ言いたいことがあって、ブレイキングダウンのこと馬鹿にしていたと思うけど、なぜかグローブなので」と言われると、朝久は「お前が体重でごねたからだろ。本当のプロの強さ、教えてやるよ。黙って座っとけ」とバッサリ。引き下がらないYURAは「オープンフィンガー嫌なんですか？」と挑発すると、朝久は「素手でもいいぞ、初黒星付けるから。口喧嘩したいんじゃないぞ。体重でごねて一回俺から逃げただろ」と会見から一触即発となっていた。 　元K―1王者がプロ無敗のブレイキングダウン王者に貫禄を見せた。