ヤンキース・ソトに11球団が争奪戦 大谷翔平を超える「初の年俸76億円プレーヤーになる」
MLBの今オフ最大の注目FA選手となっているヤンキースのフアン・ソト外野手(26)をめぐって早くもヒートアップしている。ワールドシリーズは残念な結果となったが、打率2割8分8厘、41本塁打、109打点と好成績を残し、ジャッジとともに最強打線の中核を担った。ポストシーズンでもガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦でWS進出を決める勝ち越し3ランを放つなど、若さに加えて勝負強さも申し分ない。 ソト争奪戦の相場は上がり続けていると見られ、10年総額7億円(約1064億円)のドジャース・大谷翔平を超える大型契約の可能性も取りざたされる中、米メディア「ニューヨークポスト」のジョン・ヘイマン氏は「ヤンキースが(30日に)WSで敗れて2時間以内に8チームが興味を示し、翌日(31日)朝には11チームに達したという。交渉解禁前から7億ドルの数字が飛び交っている」としたうえで「ヤンキースは収益力の高いチームだが、MLBで最も裕福なオーナーでソトを狙うと見られる同郷のメッツ、大谷との契約で財政状況が改善して経営好調のドジャースも資金力がある」とし、他にジャイアンツ、ブルージェイズ、レッドソックス、小都市の2チームも積極的だという。 大谷は総額の97%を10年後からの繰り延べとしており、ライセンス料、スポンサー料などを含まずに年換算すれば200万ドル(約3億円)にすぎない。「ソトは40歳までプレーすることを目指している。もし残り14年で7億ドルなら野球界初の非延期の年間5000万ドル(約76億5500万円)プレーヤーとなるだろう」と見ている。 「どうなるかは分からない。状況を見極めるしかない。どのチームが僕を狙っているか知らないけど、間違いなく耳を傾けるつもりだ」と話すソトだが、天文学的数字が飛び交うことになりそうだ。
東スポWEB