「エンポリオ アルマーニ」の最新コレクション。しなやかに、エレガントに、男を美しく魅せる服
素材や柄、ドレープが演じるドラマを着る
イブニングスタイルを日常着として着こなすという、2024年春夏のエンポリオ アルマーニの提案を象徴するガウンジャケット。 本来タキシードに羽織ってシガーなどを楽しむキモノスタイルのスモーキングガウンをベースに、光沢とドレープ感のあるビスコース生地を使用。シャイニーな素材感とのコントラストを活かし、イチョウのシルエットをジャカード織りで描いている。 動くたびに艶とドレープが躍動的に表れ、月光を浴びるイチョウの影のようにドラマティックな表情を演出。ゆったりとしたシルエットながらジャケット丈ゆえ、カットソーなどに一枚でリラックスして羽織れるのもポイントだ。
文字どおり“絵になる”テクニカルなニット
昼夜で寒暖差がある春、重宝するのがニット類。柔軟で肌ざわりのいいウールアルパカ混のクルーネックセーターは、月夜の静寂に包まれた自然の情景がドローイング風の刺繍で描かれている。 身頃から両袖までが一枚の絵になっており、絵画を着ているようなユニークな表情だ。 デザインはベーシックであり、色使いはモノトーンゆえ、エンポリオ アルマーニが今季多く提案するワイドパンツをはじめ、多彩なコーディネイトが楽しめる。
動きと光で変化する豊潤なオールブラック
闇夜を表すブラックと、月光を思わせるベージュやグレーなどのトーナルカラーを軸とする今季のエンポリオ アルマーニ。 オールブラックのスタイルに用いた半袖シャツは同色で全面にイチョウ柄が刺繍されており、光の当たる角度によって立体的に浮き立って見える。 しなやかなウールファブリックを用いたワンプリーツのワイドパンツは、歩くたびにエレガントなドレープが表れる。 全身ブラックながらも光や動きによって刻々と変化する表情は、同じものが二度となく、月の浮き沈みや満ち欠けによって闇夜の情景が変化するように、とても豊か。まさしく躍動する男のための服だ。 長山一樹(S-14)=写真 吉野 誠=スタイリング 松本和也=ヘアメイク 竹石安宏(シティライツ)=文 島田 明=ディレクション
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