豊昇龍、綱とりは「考えずに」 大相撲
大相撲の大関豊昇龍は24日、東京・両国国技館で報道陣の取材に応じ、成績次第で横綱昇進の可能性がある初場所(来年1月12日初日)に向け、「綱とりは考えずに一日一番、自分の相撲を大事にしたい」と思いを述べた。 朝稽古では「体の動きを確認したかった」と、十両に復帰した木竜皇と17番。攻め込まれる場面もあったが、冬巡業の疲れが残る中でも精力的に汗を流す姿に、来場所に懸ける強い決意がにじむ。 相星決戦で琴桜に敗れ、目前で賜杯を逃した先場所の悔しさも原動力の一つ。「何が足りなかったかを考えて、しっかり集中して稽古したい」と意気込んだ。