センバツ高校野球 作新学院 選手紹介/6 /栃木
◇雰囲気作りと出塁責務 小森一誠左翼手(2年) 昨秋は1番打者として活躍し、計10安打。全国2位の原動力となった。「チームの勢いを左右する打席。作新が有利になれる球場の雰囲気を作ることは、主将である自分の役割。打って出塁することは誰にも負けない」と責任を背負う。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 小学1年から6年まで空手を学び、黒帯(初段)を持っている。「礼儀正しさは野球に通ずるものがある。体のキレや体幹は今に生きている」と話す。 高校野球に取り組む上で大事にしていることは周囲への感謝だ。「両親と多くの人の支えがあって今の自分がある。3年間でできるだけ恩返しがしたい」と誓う。メンバーとして行くのは初めての甲子園。「チーム全員で相手に向かっていく姿を見せたい」。宇都宮市立宮の原中。170センチ、72キロ。 ◇高い打率、捕球にも自信 小川亜怜中堅手(1年) 昨秋の関東大会では1年生ながら、打率6割4分3厘を記録した。初戦で三塁打、準決勝では2点本塁打を放ち、チームを勢いづける打撃が持ち味だ。 小学3年から野球を始めた。家からグラウンドまで約3キロ離れていたが「その道のりもトレーニング」と父に指導され、ランドセルいっぱいに荷物を入れて徒歩で通った。「体力もパワーも付けられた」と振り返る。 当時から主に外野手としてプレー。「ダイブして捕球することに自信がある」と話す。「ユニホームは汚れている方がかっこいい」とのこだわりから、際どい打球は全て飛びついて取っていたら、段々得意になった。「持ち前の勝負強さで、チームの優勝に貢献したい」。作新学院中。176センチ、74キロ。【鴨田玲奈】=つづく