くまさんメディクス（熊本市）、菊池市の新工場を年内着工へ 生成AI向け半導体製造装置の需要増に対応
半導体製造装置メーカーのくまさんメディクス（熊本市）は、菊池市旭志伊坂に建設する新工場を年内に着工する方針を明らかにした。2026年夏の稼働開始を目指している。現在、大津町の工場で手がけている生成人工知能（AI）関連装置の組み立てを新工場に移管し、生産を拡大する。 熊本の経済ニュース
国道325号沿いの農地約2万平方メートルを取得し、造成を進めている。新工場は2階建て（延べ床面積約1万2600平方メートル）で、大手製造装置メーカー向けに、需要が伸びている生成AI関連装置の組み立てや、組み立てた製品の検査を担う。 土地取得費を除いた投資額は29億円で、経済産業省の補助金を活用する予定。新規雇用を含め約150人体制で始め、需要に応じて増員する。 白瀬嗣久社長は「今年10月ごろから製造装置の増産体制に入る。生成AI関連は、データセンター向けなどで特に需要が伸びている」としている。（山本文子）
