今季のシェフィールド・Uはプレミア史上最弱に迫る!? ワースト記録を塗り替える可能性
失点が多すぎる
プレミアリーグ第27節、シェフィールド・ユナイテッドはアーセナルと対戦し、6-0と大差で敗れた。前半だけで5失点を喫しており、枠内シュートは0、ボール支配率はわずか19%にとどまった。文字通り手も足も出ない敗戦で、まだ前半も終わらぬうちにサポーターたちは次々とスタジアムを後にしていった。 チームは最下位に沈んでおり、降格待ったなしの状況だ。ここまでの成績は3勝4分20敗の勝点「13」。英『Daily Mail』は、プレミアリーグ32年の歴史のなかでもっとも成績の悪かったチームとの比較論を展開している。そのチームは07-08シーズンのダービー・カウンティだ。 ダービーはシーズンを通してわずか1勝しかできず、1勝8分29敗、勝点「11」という惨憺たる結果を残してしまったチームだ。さすがに今季のシェフィールド・Uもそこまで酷くはないのだが、「最多失点」という点ではダービーを超え、さらにプレミアリーグのワースト記録を作ってしまう可能性がある。 07-08シーズンのダービーの総失点数は「89」。シェフィールド・Uは現在「72」だ。その差は17だが、気になるのはシェフィールド・Uの複数失点の多さだ。ニューカッスル戦で0-8、アストン・ヴィラ戦とブライトン戦で0-5、そして今回アーセナル戦で0-6など。リーグ戦はあと11戦を残しており、そのなかにはマンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、そしてトッテナムとビッグクラブとの対戦もある。このペースで失点していると失点数が100に到達してもおかしくなく、同紙は最終的にシェフィールド・Uの失点数が「101」に到達すると予想している。 93-94シーズンにスウィンドン・タウンがシーズン100失点を喫したことがあるが、当時は42試合行われていた。もしシェフィールド・Uが100失点に到達すればそれはプレミアリーグのワースト記録を塗り替えてしまうことになるが、クリス・ワイルダー監督は不名誉を回避することができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部