北海道 大気の状態が非常に不安定 竜巻などの激しい突風などに注意
今日(11日)は北海道地方を上空に寒気を伴った気圧の谷が通過しており、大気の状態が非常に不安定となっています。夜のはじめごろまでは竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な強い雨など天気の急変に注意が必要です。
道内は大気の状態が非常に不安定
北海道上空を北から南下する寒気を伴う気圧の谷が通過しています。一方、南よりの風が暖かく湿った空気を運んでいるため、道内では大気の状態が非常に不安定となっています。特に石狩地方や十勝地方、網走地方では局地的に雨雲が発達し、12時までの1時間に十勝地方の陸別では8.0mmと雨脚がやや強まりましたが、今後も局地的に強い雨に見舞われる可能性があります。11時43分には十勝地方と北見地方に竜巻注意情報第1号が出され、竜巻など激しい突風が発生しやすい気象状況になっているとの発表がありました。また、札幌市などを含む石狩中部には大雨注意報も発表されています。 竜巻など激しい突風は発生する際には、晴れていても急に真っ黒な雲が近づいたり、雷の音が聞こえるなどの前兆があるといわれています。このような空の急な変化など積乱雲が近づく兆しが見られた際には、早急に頑丈な建物に移動するなど、安全確保に努めるようにして下さい。
日本気象協会 北海道支社 佐藤 雅義