【広島】延長12回に坂倉がV打で連勝!3年目ドラ1黒原が待望のプロ初勝利&2年目・河野がプロ初S
◆JERAセ・リーグ DeNA6―9広島(25日・横浜) 広島は、連日の延長戦を制してDeNAに連勝した。延長12回、坂倉が勝負を決めた。1死二塁から右越えの適時二塁打で決勝点をただきだした。前夜、延長10回に2点勝ち越した直後に安打を放っていたものの、それまでは3打席連続の得点機で凡退していた。意地の一打でチームに貴重な1勝をもたらした。 12回は二俣も1死二、三塁から2点適時打。延長10回に3本塁打で4得点した前夜に続き、打線が延長戦に勝負強さを発揮した。 打線は序盤に最大3点ビハインドを背負いながら、粘りを見せた。先発・玉村が2点リードの2回に大量5失点で3回5失点KO。だが、4回に代打・宇草の適時二塁打で1点を返し、5回は坂倉の2点二塁打で同点に追い付いた。直後に再び勝ち越されたものの、8回に代打・石原の2号ソロで同点に追い付いた。 同点の9回には守護神・栗林が登板した。ソフトバンク・馬原の記録を1試合更新する177試合での100セーブ到達の可能性があったが、新井監督はセーブ機会ではない場面で送り出した。「記録を更新させてあげたい気持ちはある。でも、一番優先しないといけないのはチームの勝利」と苦汁の采配を振るった。その守護神は、ピンチを背負いながら無失点で応えた。 その後もリリーフ陣が無失点でつなぎ、延長11回を無失点に抑えた黒原に白星が舞い込んだ。21年ドラフト1位左腕は、3年目で待望のプロ初勝利。3点リードの延長12回に登板した河野は、2年目でプロ初セーブを手にした。 栗林は最速記録更新こそなくなったものの、次回登板で最速タイ178試合目での大台到達を目指す。
報知新聞社