レース史上4頭目の偉業なるか 成長著しい6歳馬が重賞初挑戦で初制覇狙う
レース史上4頭目の偉業なるか。平城京Sを制したロコポルティ(牡6、栗東・西園正都厩舎)が、シリウスステークス(3歳上・GIII・ダ1900m)で重賞初挑戦初制覇を狙う。 【写真】ここにきてさらに成長 ロコポルティの軌跡 ロコポルティは父ヘニーヒューズ、母サダムグランジュテ、母の父キングカメハメハの血統。母はダート短距離で5勝を挙げたオープン馬。近親にはローレルアイリス、アドマイヤナイトなどの活躍馬がいる。また、父×母の父の組み合わせは、ゼルトザーム、アドマイヤルプス、エクロジャイトなど、多くのオープン馬が出ているニックスだ。 ここまで26戦5勝。長く3勝クラスで足踏みしていたが、前々走の伊勢Sで1年10カ月ぶりの白星を手にした。続く平城京Sはオープン初挑戦とあって8番人気の低評価だったが、中団からしっかり伸びて3馬身半差の完勝。ここに来てグングンと力をつけていることは間違いなく、重賞初挑戦の今回も好勝負が期待できる。 シリウスSを重賞初挑戦で勝てば、03年のマイネルセレクト、04年のアグネスウイング、07年のドラゴンファイヤーに続いて17年ぶり4頭目、勢いに乗って、レース史に残る一撃を決めてほしい。