ミラン、格下とドローで次節は“悪夢のミラノダービー”に?インテルのスクデットを懸けた一戦にピオリ「勝利へ全力を」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ミランのステファノ・ピオリ監督が、14日に行われたセリエA第32節サッスオーロ対ミラン戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じて試合を振り返った。 【動画】サッスオーロ×ミラン|ハイライト
2位ミランは14日、残留争い中の17位サッスオーロと敵地で対戦。序盤に2点を奪われるなどして劣勢に回ると、スコアを覆すことができずに3-3で引き分けた。ミッドウィークに行われたローマとのヨーロッパリーグ(UEL)準々決勝ファーストレグから公式戦2連敗となったミラン。指揮官のステファノ・ピオリが『ダゾーン』に語った。 「失点した3つの場面で不注意があった。しかしプレーが積極的ではなかったとは思わないし、ポジショニングは良かった。ラインの間でのプレーを模索し、縦への攻撃も狙っていた。シーズンを通してシュートが最も多い試合だったかもしれない」 「これだけチャンスを作り出していたのだから、5、6点取っていたら何も言うことはなかった。チームスピリットや気迫は見られたが、3位ユヴェントスに対してリードを広げることができなかったことは自覚しておきたい」 「今後の目標は、良い形でシーズンを終え、2位でフィニッシュすることだ。ただ、今後の試合はより高いパフォーマンスと注意力、集中力とクオリティが求められるだけに、レベルを引き上げることが不可欠だ」 日本時間23日に行われるセリエA第33節では、14ポイント差で首位に立つインテルとの直接対決を迎える。今シーズンも残すところあと6試合となり、ミランがミラノダービーで負ければ、インテルの優勝が決定する。 そんな中、イタリアメディア『Mediaset』は、「ミランにとって悪夢のダービー。ダービーは本当に悪夢へと変わるかもしれない」と伝えているが、指揮官のピオリは、次戦でのライバルのスクデット獲得阻止に意欲を示した。 「今シーズンはインテルがスクデットを獲得するだろうが、われわれはダービーに勝利し、2位の座をキープしてファンへ喜びをプレゼントするために、全力を尽くすつもりだ。シーズンの最も重要な時期に差しかかり、準備はできている。ローマ(UEL準々決勝セカンドレグ)やインテル、ユヴェントスと対戦する予定だが、われわれが一定レベルのパフォーマンスを見せれば、相手にとっても厳しい試合になるはずだ」 試合情報 ミラン vs インテル 試合時間:2024年4月23日(火)日本時間3:45 会場:サンシーロ(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)
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