【バレー】デンソーエアリービーズ・辻健志監督「価値のある勝利。チームは攻撃力の強化に取り組んできた」、石倉沙姫「サーブを打つことが怖くなった時期もあった。今は良いイメージでできている」 SV女子
――数字だけではなく、大事なところで良いプレーも出ていますし、選手として成長していると感じています。 今季はどういうことを目標に掲げている? 麻野:チームに4人のミドルがいます。それぞれ良いところがあって、自分は高さの面で秀でています。 そこでは誰にも負けないことを意識しています。 相手のブロックが高くてもその上から打つ、高いスパイカーにもブロックで被せる。 自分のいいところを自分で引き出して、少しでも多くコートに立てるように頑張っています。
第2戦 監督コメント
●辻健志監督 昨日の勝利を今日の試合にしっかりつなげる、そのことをチームで共有して臨みました。 ですが、相手のメンバー変更や戦術変更を少し自分たちが意識しすぎたところがあったと思います。 昨日よりミスが増えて、第1セットを落とす不安なスタートになりました。 しかし第2第3セットは自分たちの持ち味であるディフェンスを活かしながら粘り強く戦えました。 そのことによってクロスゲームとなり、最終的に力を出し切った形で勝利できました。非常に嬉しく思っております。 ――今季初めて第1セットを落としました。フルセットも初。第2セット以降どのように挽回できたのか。 辻:第1セットと第2セットの違いはミスの数ですね。相手のアタックやディフェンスというより自分達のミスで第1セットは流れを失ってしまったかなと思っています。 第2セットはその修正をかけて、まず自分たちのバレーをすることで巻き返すことができました。 大阪MVさんは強敵です。私たちの強みを消しに来たり、オープンスペースをついてきたり、随所にスキルの高さを感じさせるプレーがありました。 もっと多くタイムを取ることもできたとは思うのですが、選手が自分たちでコミュニケーションを取って戦えていました。より選手を信頼して戦えたことが大きな収穫だったと思います。
――昨日は小口樹葉選手を、本日は吉田美海選手を途中投入で多用されました。それぞれに期待したことは? 小口はディフェンシブな選手。非常にサーブレシーブの技術が高いです。自チームのサーブレシーブの安定を図るべく彼女を起用しました。 それに対し、今日は相手に林琴奈選手という守備の堅い選手がいましたので、サーブの良い吉田を投入しました。 サーブで攻めて、相手の攻撃を絞って自分たちの良い形を作りたいという意図です。 彼女たち2人をて適材適所で使ったというところです。 勢いを持った吉田のサーブはチームの力になりますし、オポジットとしての得点能力にも期待しています。
――次戦に向けて。 今日の試合は選手にとってもチームにとっても私にとっても自信の持てる結果だったと思っています。 様々な選手が活躍してくれています。そして選手はチームの狙いを理解して戦ってくれています。 チーム戦術で起用を使い分けいるだけで、交替した選手のパフォーマンスが悪いわけではありません。 もちろん選手は試合に多く出たいでしょう。プレーしたい想いはモチベーションに変えて頑張って欲しいと思っています。 それが選手もチームもさらに上のレベルへ押し上げることになりますし、実際にそのポテンシャルがあると感じています。
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