橋本愛が「心臓を鷲掴みにされたような衝撃」を覚えた1曲とは?
心臓を鷲掴みにされたような衝撃―気合いを注入するための1曲は?
──昨年は水野良樹さんが主宰する『HIROBA』にて「ただ いま(with 橋本愛)」の作詞を手掛けられましたね。 文字数を気にせずに詩のような形態のものを水野さんにお渡しして、作曲してもらったうえでニュアンスを変えるなどして共作させてもらいました。哲学者・鷲田清一さんの『「待つ」ということ』にインスピレーションを受けて詞を書きましたが、自分自身と向き合うことから逃げてしまったなと反省ばかりです(笑)。でもその反省を含めて、今後の自分自身のすべてに活かされる経験になりました。モノ作りにおいて「逃げること」は絶対に許されないことで、痛みを伴わないものは誰の心にも届かないと……。作詞に初挑戦して以降、音楽を聴く際に今まで以上に歌詞に注目して聴くようにもなりました。 ──J-WAVE NEWSは音楽に力を入れるラジオ局のJ-WAVEが運営しています。そこでお聞きします。気合を入れたいときに聴く曲を教えてください。 私にとっては女王蜂の『聖戦(Holy War)』がその一曲で、聴くと戦闘モードになります。女王蜂は昔から大好きで、中でも『聖戦(Holy War)』は発表当時から凄い曲だなと心臓を鷲掴みにされたような衝撃があって、それでいて戦おうとしている人に寄り添ってくれるような曲でもある。気合いを入れないとダメだと思うようなシーンの撮影前に聴いて、力をもらっています。 (文=石井隼人、撮影=村松巨規) ヘアメイク:ナライユミ (ローマ字:Yumi Narai) スタイリスト:清水奈緒美(ローマ字:Naomi Shimizu)