国内唯一無二のダンスイベント「SHIROFES.」オーガナイザーNOBUO×世界的ダンサーGUCCHONのスペシャルインタビュー
そんなSHIROFES.をつくり上げてきたNOBUOさんですが、GUCCHONさんからみたNOBUOさんはどんな印象の方ですか?
GUCCHON 一言で言うとイカれた奴ですね(笑)。特に印象深いのがコロナ禍の時、やばかったもんなぁ。NOBUOがオンラインでSHIROFES.をやると言い始めて、それまでオンラインダンスイベントの経験が無かったから驚きましたよね。そう言った斬新さというか、いつもぶっ飛んだこと言ってはきちんと実行しているところ含めて、良い意味でイカれた奴という印象です(笑)。配信イベントなんてやったこともないから、これをこっちで繋げてどうだこうだと・・。大変だったよな! NOBUO はい..。もうあの時は大変でしたね(笑)。コロナ禍になり、GUCCHONさんとは一時期毎日のように電話をしてましたよね。2020年になって、ダンスイベントが全て無くなり、僕のスタジオの発表会も開催することができなくなり本当に何も無くなったんです。SHIROFES.どころじゃ無かったのですが、でもここで何かしないとと思いました。スタジオの運営すらどうなるかわからない状況だったので、子供たちは僕たち以上に不安を感じてしまうんじゃないかと感じました。それに、このままダンスができない途切れた時間が続くと、ダンスを辞めてしまう子供たちも増えるかもしれないと思いました。そうすると、僕がこれまでやってきたことって何だったんだろう、とか考えるようになりました。
NOBUO そう言った危機感から、とにかく手探りでできることをやってみようと思いオンラインイベントを閃いたわけです。ただ、当時は参考にするイベントすらない中で、手前味噌で調べながらやるというか・・。結果としては、Instagramでバトルのエントリーを募ることで国内どころか、世界中から有名なダンサーも参加してくれたんですよね。 そうやってひとつずつ前に進むと今度は補助金で何かできないかなど、だんだんポジティブに考えることができるようになりました。やるしかない、前に進むしかないわけで。ただ、当時あの状況のなか一人でやっていたらSHIROFES.は辞めていたかもしれません。実際、行政からは開催中止と言われていたんです。2020年、なんとか無理やりオンラインでSHIROFES.を開催することができたのですが、その時に「大抵のことは何でもできる」と思いましたね。もちろん、自分一人では出来ないわけで、周りに様々な形で協力をしてくれる方々がいてくれて、そういった関係性がある限りは何でもできるんだなと思えたことは大きい収穫でした。GUCCHONさん含め、本当に感謝しています。 GUCCHON ようわからん中でも、新しいことにチャレンジするワクワクの方が勝ってましたね。2021年にNOBUOが無観客で「SHIROFES.をやります!」って宣言をして、僕もそれがきっかけでOSAKA GET DOWNをやろうと思いました。とはいえ大阪も同じような状況だったので、最初は無観客で出演者のみの開催をしましたが、その時のダンサーのエナジーが物凄くて。OSAKA GET DOWNには“大阪で踊り続けていこうぜ”っていうメッセージが込められていて、逆境があってこそ生まれたイベントでした。NOBUOの熱があちこちに連鎖しているのは間違い無いと思うよ。