8カ月ぶりの再起戦で55秒KO勝ちの笠原弘希が「この試合から笠原弘希という男を爆発させる。もう絶対、誰にも負けない」【SB】
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2024 act.5」(10月13日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルでSB日本ライト級王者の笠原弘希(シーザージム)が約8カ月ぶりの再起戦でオープンフィンガーグローブマッチで長谷川祐也(TEAM FOREST)と対戦し、1Rに3つのダウンを奪いTKO勝ちを収めた。 笠原は今年2月にONE Championshipの「ONE Friday Fights」でワラポン・ソー.デッチャパンと対戦し接戦を繰り広げるも判定負けを喫した。以降、ケガもあり欠場。またこの間に階級も見直し、今回は-65.0kg契約での試合となった。 1R、ともにオーソドックスの構え。長谷川が果敢に仕掛け、いきなり打ち合いに。笠原は左右のフックからヒザをボディーに打ち込む。下がった長谷川に右ストレートからのボディーへのヒザで開始10秒でダウンを奪う。立ち上がった長谷川はすぐに打ち合いに。笠原も応じ、長谷川のパンチが笠原の顔面をとらえる。一瞬効かされた笠原だったが、すぐに左右のフックを打ち返し2度目のダウンを奪う。ここも立ち上がった長谷川だったが、最後は笠原が左ハイキックを打ち込み3つ目のダウンを奪い、わすか55秒でKO勝ちを収めた。
笠原は試合後のマイクで「お久しぶりです」と四方に頭を下げて挨拶。そして「まず、対戦相手の長谷川選手、本当にありがとうございます。ちょっと1発もらっちゃって、効きました」と長谷川へ感謝の言葉を述べた。 そして「会長と僕の親父が、ずっと“笠原弘希はもっと本気を出したらもっと上に行けると”ずっと言ってくれている。ちょっと今までの自分は甘かったなと思って、この試合から笠原弘希という男を爆発させます。もう絶対、誰にも負けません。約束します」と今後の飛躍を約束した。