【マイルCS展望】昨年Vナミュール 史上7頭目の連覇に挑戦
今週のメインは京都で行われるG1「第41回マイルCS」(17日、芝1600メートル)だ。国内外の強豪がそろった。 5歳牝馬ナミュールは昨年の当レースでG1初制覇。後方から爆発的な末脚を繰り出した。その後は香港マイル3着、ドバイターフ2着と海外で活躍し、今年の安田記念では香港の実力馬ロマンチックウォリアーの2着。世界レベルのマイラーに成長し、休み明けでも乗り込みは順調。一昨年チューリップ賞、昨年富士Sの勝利が示すように間隔が空いても力を出せる。85年ニホンピロウイナー、92年ダイタクヘリオス、98年タイキシャトル、04年デュランダル、07年ダイワメジャー、21年グランアレグリアに続く史上7頭目のマイルCS連覇へ。主役の座は譲らない。 話題満載の外国馬が英国から参戦するチャリンだ。前走の英G1クイーンエリザベス2世Cなど欧州G1を3勝。欧州最強マイラーの呼び声が高く、日本の馬場適性次第で新たな勲章を手にできそう。 昨年のエリザベス女王杯覇者ブレイディヴェーグは今年、ここに矛先を向けてきた。前走府中牝馬Sは11カ月ぶり&別定57キロもなんのその、強烈な末脚で差し切りV。初マイルでも軽視できない。 夏にオープン入りしたジュンブロッサムは関屋記念3着、前走富士Sで重賞初制覇と濃い内容の競馬を続けている。5歳秋を迎え、ひと皮むけたようだ。 オオバンブルマイは前走スプリンターズSで11着に敗れたものの海外実績もあって能力は確か。2F延長で流れに乗れば変わり身があっていい。 昨年2着ソウルラッシュ、一昨年覇者セリフォスは今年もここに狙いを定めている。