デュア・リパはファンサの鬼だった。渋谷タワレコでゲリラ開催された200人限定サイン会をレポ
ミレニアル世代を代表するポップアイコン
デュア・リパのサイン会が11月15日にタワーレコード渋谷店地下1階のCUTUP STUDIOで開催された。その様子をレポートする。 【写真】サイン会の様子を見る 1995年にロンドンでコソボ難民2世として生まれたデュア・リパ。シンガーソングライター、モデルとして世界的な活躍をしているデュア・リパは、2015年にデビューし、これまでに『グラミー賞』『ブリット・アワード』といった権威ある賞をものにしてきた。 ありのままの自分を肯定するポジティブさに貫かれた発言や活動が支持されている彼女はLGBTQのアライ(支持者)としても知られ、「ミレニアル世代を代表するポップアイコン」とも称される。Instagramのフォロワー数は8,000万人を超え、現時点で全世界トップ50位以内に数えられるほどのスーパーインフルエンサーでもある。 今回のサイン会は、ワールドツアー『ラディカル・オプティミズム・ツアー』の一環として11月16日と17日に開催されたさいたまスーパーアリーナ公演(即日完売となったという)の前日に急遽実施されたもの。開催当日の朝に告知されるとタワーレコード渋谷店には整理券を求めるファンたちが殺到し、告知・配布から1時間弱で配布終了となったという。
200人限定の贅沢すぎる空間。ファンたちはデュア・リパを待った
会場には幸運にも参加権を得た約200人のファンたちが集合。デュアのアーティストグッズを身につけている人も多かった。入場する際には金属探知機での持ち物検査やボディチェックなども実施され、セキュリティは厳重だった。 デュアのMVがモニターで流れ、訪日者と思しきファンや海外スタッフたちが話す外国語も飛び交う会場のなか、皆一様にそわそわした様子でステージ上を見つめていた。しかし開始予定時刻が過ぎてもデュア・リパは現れない。到着が遅れていることを告げるアナウンスもあって、ファンたちは列を乱すことなく待ち続ける。 待つこと約30分。MCに呼び込まれて姿をあらわしたデュア・リパは、イエローのトップスに黒のホットパンツ、そして赤のショルダーバッグという出で立ち。タワーレコードを意識したかのような配色のコーディネートだ。 MVから抜け出てきたかのようなデュア・リパがファンたちの至近距離にいた。会場となったCUTUP STUDIOのキャパシティはスタンディングで約300人。これまでにソロアーティストとして数万人の観客の前に幾度となく立ってきたスターを迎えるには、あまりにも狭すぎる、贅沢な空間だった。