【速報 ジロ・デ・イタリア2024】圧倒的強さのポガチャル、区間6勝目、総合タイムは9分56秒差、山岳賞は64ポイント差/第20ステージ
ポイント賞 1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)327 Pts 2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)200 Pts 3 ティム・メルリール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)143 Pts
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)270 Pts 2 ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)206 Pts 3 ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ/EFエデュケーション・イージーポスト)153 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 76h 35' 02'' 2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 01' 42'' 3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)+ 11' 10''
チーム総合順位 1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 229h 54' 37'' 2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 44' 23'' 3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 1h 01' 50''
5月26日(日) 第21ステージ ローマ > ローマ 125 km(平坦 ★☆☆☆☆/獲得標高 300 m) 歴史的建造物や遺跡を堪能したあと大集団フィニッシュで戦いは幕を下ろす 終わりのないトロフィーが、永遠の都で光り輝く。前夜東アルプスの麓で総合争いを終えたジロ一行は、選手たちは飛行機で、大多数のスタッフは陸路で、約550km離れた首都ローマへと大移動。そして5月最後の日曜日の、午後遅く、歓びあふれた凱旋パレードへと走り出す。 2年連続でローマが最終スプリントの舞台に選ばれた。1年前はマーク・カヴェンディッシュがグランツール区間54勝目を祝ったが、今年は果たして、どんなスプリンターが栄光をつかみ取るのだろうか。全長125kmのコースは、構成自体は昨年と同じ。新都心エウローパ地区から走り出し、まずは最後にもう一度だけ海を見に行く。ただ1年前はあっけなく海岸で折り返したが、今回のプロトンには、初夏のビーチをゆっくりと眺める時間も与えられる。 周回コースはほんの少し短縮された。全長13.6kmのサーキットコースを6回巡る代わりに、9.5kmのサーキットを8周回。つまり歴史的旧市街を、より集中して、たくさん巡る。沿道に詰めかけたファンたちも、去年より2回多く、選手通過を楽しめるというわけだ。 もちろん画面越しに応援する我々も、プロトンの背後に点在する、たくさんの歴史的建造物や遺跡をじっくり堪能することができる。都市の象徴コロッセオからローマ歴代皇帝の像が点在するフォリ・インペリアリ通り、さらには古代遺跡群フォロ・ロマーノにナヴォーナ広場、サンタンジェロ城、カラカラ浴場etc...。 ひどくコーナーの多い周回コースで、しかも「サンピエトリーニ(ローマ歴史的地区に特有の石畳)」が敷き詰められたホームストレートの上で、3週間で最後の全力疾走。勇壮な大集団フィニッシュで戦いは幕を下ろし、マリア・ローザを筆頭とした英雄たちの名は、ジロの長く豊かな歴史に永遠に刻まれるのだ。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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