宮世琉弥「“幸運をもたらす”みたいなことが書いてあって…」絵画コンクールで金賞を受賞した子ども時代を振り返る
俳優、シンガーソングライターの宮世琉弥(みやせ・りゅうび)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! 宮世LOCKS!」(毎週水曜23:08頃~)。 9月11日(水)の放送では、生徒(リスナー)から届いた“美”に関するメッセージを紹介。絵画コンクールの思い出などについて語りました。
――リスナーからのメッセージ
自分が美しいなと思ったものは、弟が描いた絵です。幼稚園生の弟が純粋な気持ちで書いた絵に対して「これは何?」と聞くと、僕の顔でした。大人になるにつれ純粋な心も薄くなり見えていたものが見えなくなる。子どもだからこそ描けた絵が素敵だなと思いました。(16歳)
――宮世からのメッセージ
宮世:小さい子は感性で描くから純粋な絵なんだろうな。16歳! 「大人になるにつれ純粋な心も薄くなり、見えていたものが見えなくなる」と言えるのはすごい。中身が大人ですよ。 僕、自分の描いた絵で金賞を獲ったことがあるんですよ。小さい頃に絵のコンクールがあって、でっかい画用紙に絵の具で描いて出展するんですよ。まさかの自分が金賞で! そのときちょうど「こびとづかん」(※2006年に初めて出版された絵本とその書籍シリーズ)にハマってキーホルダーを集めていたんですけど、そのなかに金色のこびとがいるわけですよ。その金色のこびとの概要に“幸運をもたらす”みたいなことが書いてあって、小さい頃だったので信じていたんですね。 車のなかでお母さんが「金賞獲れたよ」と知らせてくれて、そのあとスーパーへ買い物に行ったんですけど、僕は助手席に座っていたんです。その金色のこびとを見ながら、「ありがとう、君のおかげなんだね」と言って、本当に泣きました。今思うと、純粋な涙を出せる僕ってすごい“美”だったんだなって思いましたね。 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! 宮世LOCKS!」2024年9月11日(水)放送より)