「VTEC」の文字煌めく510【3】S2000のデジタルメーターやエアコンを移植し一気にモダンに|1971年式 ダットサン ブルーバード クーペ
シリーズ:「VTEC」の文字煌めく510【3】 ホイールにも注目したい。この510が履きこなすのは、コモンスナッパーがプロデュースする国産鍛造ブランド、「バラマンディ・デザイン」の3ピースモデル。 【画像18枚】S2000のデジタルメーターを移植したことにより、インテリアのイメージは激変。クルマとしてのモダン度が格段にアップしている 近年のカスタムシーンでは鍛造3ピース構造のホイールを履くのが大きなトレンドとなっているが、この510はまさにそんな流れを具現化するべく、このホイールをチョイスした。 内装にかんしても純正形状をベースにしつつ、ほぼフルカスタムにて作り替えられている。ダッシュボードはS2000同様、エンジンはプッシュスタート式に替えられている。 エアコンユニットは操作パネルごとS2000から移植。表面はアルミパネルでアレンジした。なんとトランクも電動オープン仕様にモディファイ済み。 水温、油圧、電圧の追加メーターの下には、iPhone5がすっぽりと収まるスペースを設けた。ナビやオーディオとしてiPhoneを使うためで、センターコンソールごとワンオフしている。 S2000のデジタルメーターを移植したことにより、インテリアのイメージは激変。クルマとしてのモダン度が格段にアップしている。 シートはR35GT-R用の物を流用。電動調整機構を生かしたまま510にセットされている。シートにしっかりとお金を掛けることで、クルマの仕上がりは格段に変わる。 さらに、トランク内部までしっかりと作り込まれている。移設したバッテリーなどをカバーして隠しつつ、しっかりカーペットを張って旧車らしいトランクに仕上げた。 和風なクーペをベースに、いかにカッコ良く仕上げるか。その難解なテーマに挑むべく、アメリカのトレンドを押さえつつ日本発信の新しさも加えたこの510は、コモンスナッパーカスタムの真骨頂といえる1台に仕上がった。 SPECIFICATIONS 1971年式 ダットサン ブルーバード クーペ ●エクステリア:72年式グリル、ダッツンブロスオリジナルカーボンボンネット、ボディスムージング、トランク電動オープン ●エンジン:F20C型、ワンオフラジエター、オイルパン加工 ●吸気系:コモンスナッパーオリジナルインテーク ●排気系:コモンスナッパーオリジナルステン4-1集合エキマニ ●駆動系:S2000用6速、R180デフ ●足回り:コモンスナッパーオリジナル KANDENサスペンション、ワンオフビレットアッパーマウント ●ブレーキ:ケンメリ用マスターバック、R32スカイライン用マスターシリンダー、ウィルウッド4ピストンキャリパー ●ホイール:バラマンディ・デザインeleven(F)16×7J +3 (R)16×8J +3 ●タイヤ:(F)MARANGONI ZETA 195/40R16 (R)NANGKANG NS-2 205/40R16 ●インテリア:R35GT-R用電動シート、ダッシュレザー張り替え、S2000デジタルメーター移植、S2000エアコン移植
Nosweb 編集部
【関連記事】
- 「VTEC」の文字煌めく510【1】日本仕様のみに設定されていた2ドアクーペにアメリカンテイストをプラス|1971年式 ダットサン ブルーバード クーペ
- 「VTEC」の文字煌めく510【2】直列4気筒最高性能を誇るF20C型へエアコンごとスワップ|1971年式 ダットサン ブルーバード クーペ
- S15の心臓をもつ510ブルバン【3】元に戻せるエンジンで楽しみ倍増!|日産 ブルーバード 1300 DX バン
- S2000に載った、着せ替えZ【4】「これなら今のクルマと何ら変わらなく維持することができると思いました」|1975年式 日産 フェアレディZ
- ホンダを速くする! サーキット走行のタイムアップを主目的とした F20C型/F22C型 & K20A型ハイパーワン・カムシャフト登場