J1が狙う? J2で輝く若き逸材(4)ついにブレイク!? プロ入り後すぐに欧州移籍した天才
2024シーズンの明治安田J2リーグは折り返し地点を通過した。若い才能の成長は凄まじく、今季も多くの新しい力が台頭している。今回はJ2リーグで活躍する23歳以下の選手の中から、近い将来にJ1リーグへ飛躍するであろう選手をピックアップして紹介する。各データ・スタッツは7月7日時点の『Jleague.co』を参照。
FW:若月大和(わかつき・やまと) 所属クラブ:レノファ山口FC 生年月日:2002年1月18日(22歳) 2024リーグ戦成績:19試合4得点3アシスト 若月大和は、2019年に湘南ベルマーレに特別指定選手として加入し、2020年1月からスイスのシオンに期限付き移籍した。しかし、コロナ禍でチームの活動が停止するなど不運も重なって欧州適応はうまくいかず、2022年に湘南に復帰。その後、湘南で2シーズンを過ごしたが定位置確保に苦しんで、今季完全移籍でレノファ山口FCに加入し、舞台をJ2に移した。 横浜FCとの開幕戦に先発していきなりゴールを決めた若月は、その後しばらく得点が止まっていたものの、第14節のモンテディオ山形戦でゴールネットを揺らした。その後は、第16節・藤枝MYFC戦で得点を挙げたあとには、クラブ公式サイトで「ホーム2試合連続でゴールを決めることができたのは大きな自信になりますが、もっと点を取りたいです」と語り、意欲を燃やしていた。 そして、第20節・ザスパ群馬戦では、見事なショートパスがつながったところから若月のコントロールショットがペナルティーエリア外から決まり、さらに自信は高まっていることだろう。 プロ入り後すぐにヨーロッパへ渡った若月は、その後苦しんだものの、ポテンシャルの高さは多くの人が認めるところだろう。燻っていた才能がブレイクしつつあるのかもしれない。
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