大阪府・松井知事が定例会見5月17日(全文1)森友学園、告訴やむなし
都構想、住民投票から2年 振り返りと今後の決意について
読売新聞:読売新聞、〓ニシヤマ 00:08:05〓です。都構想の関係でお伺いしたいんですけども、住民投票から今日で2年ということになります。法定協議会は設置される公算が高くなっていますけれども、特別区の案についてはまだ全然これからになりますけども、この2年をどう振り返って、今後に向けての決意っていうのはいかがでしょうか。 松井:いや、これはもうきのうも申し上げましたけどもね、もう振り返っても仕方がないんでね、その否決されたことの反省はしています。やっぱり説明が足りなかったということで、法定協議会が設置されれば新たな設計図を丁寧につくって、前回説明が足りないと、そういうふうに感じられた皆さん方にね、前回よりより良い案を法定協でしっかり作り、丁寧な説明を心掛けたいと、こういうふうに思っています。 読売新聞:法定協での議論なんですけど、これいつからスタートしたいと考えてらっしゃいますか、6月中になりますか。 松井:これはまだ今、議会に提案したばっかりでね、ちょっと6月からやるんだということを言うと、また議会のね、自共民で反発されるんで、まずはこの議会で法定協議会の設置議案を可決、成立をさせたいというふうに思っています。 読売新聞:ちょっとまたスケジュールの話になってしまうんですけれども、もう少し先の話ですけど、法定協で特別区案を決定する時期なんですけども、来年秋に住民投票をするとしたらどれぐらいまでに特別区案を法定協で決めたいというふうにお考えでしょうか。 松井:それも法定協の委員の皆さんのさまざまなご意見もこれ、聞く中でね、知事・市長案を出すのか、委員が自ら、特別区の区割りを含めたそういうたたき台となるようなその案を出すのか、それはやっぱり法定協議会がスタートして、その皆さん方の声を聞いてやるもんですから、今の時点で、またこの日程がありきのようなところはこの5月議会で協議会が設置される議案を提出してるわけですから、今の時点でちょっと日程ありきでのことは、お答えはちょっといたしません。 読売新聞:新たな制度案を作るのに、だいたい1年ぐらいの時間があると思うんですけども、総合区の議論も法定協でしなきゃいけないという中で、この時間については十分というふうに考えてらっしゃるんでしょうか。 松井:特別区の権限、それから財政調査への在り方については、これは今回新しい設計図ですけども、権限や財政調整の在り方については前回の法定協議書、5区案とね、権限や財源調整の在り方は大きく変わりません。これはやっぱり総務省と協議をしてあれだけのものをまとめたわけですから。だからその部分に割く時間というものが、ぐっと圧縮できるのかなと。もちろんそれにプラスアルファの権限、これも入れれるんじゃないかっていう話はしますよ。でも大枠の権限と財源の話は大きく変わることはないんでね、これは。特別区という基礎自治体をつくるわけですから。そこが前回の5区案とは変わらないわけですから。だから前回と比べれば議論する部分っていうのは絞られてくると思いますんで、十分な時間だと。1年あれば十分やれると思ってます。 読売新聞:最後に、新たな特別区案のイメージなんですけれども、知事の中でイメージが湧いてきているのでしょうか。維新の中で6特別区案っていうのは。 松井:僕の中でイメージあるけども、今これ、僕のイメージを先言うわけにはいかないのでね。それは法定協議会のメンバーになる、それぞれの委員の皆さまはそれぞれのイメージを持って挑まれると思います。 読売新聞:分かりました。 司会:ほかに。