激戦の福井オーバーオール決戦、この中から日本選手権ファイナリスト入りする者は現れるか?【JBBF】
まさに激戦と言えるボディビルバトル――。8月11日、福井県県民ホールにて開催された「第35回ジャパンオープン選手権大会」のボディビル部門は、身長や体重制限のないオーバーオール戦で覇が競われた。これまでの大会で実績を残しながらも、日本トップレベルにはあと一歩という「ネクストトップ」の選手たちが出場し、誰が優勝してもおかしくないような熱戦だったのは間違いない。 【フォト】ボディビル部門出場全選手フォト&決勝フリーポーズ
優勝したのは、広島県出身の江川裕二。ジャパンオープンにおいては、一昨年が9位、昨年が7位と少しずつ順位を上げ、国内最高峰の日本選手権においても2次ピックを通過。16位となり、ファイナリスト入りまであと一歩のところまできていた男が、ついにジャパンオープンで金メダルを手に入れた。 2位になったのは東大出身の野上駿。午前に行われた日本クラシックボディビル選手権でも180cm以下級で2連覇を達成、圧巻の絞りと筋肉のカットをここでも披露した。また、昨年のミスター東京・阿部ロイは3位入賞。急上昇してきたダークホースとして昨年のボディビル界を賑わせた男が、昨年よりも明らかに増した仕上がりと向上したポージング技術で銅メダル獲得となった。 この中から、よりハイレベルな戦いとなる日本選手権でファイナリスト入りを果たす者は現れるのか。ボディビルの熱い季節はまだまだこれからが本番だ。
文・写真/木村雄大